インコはカラフル
こんにちはアヒ!
今回もアッヒーとお勉強するアヒよ!
今日は何の勉強?
「インコ」はどうしてカラフルアヒか?
うん、インコに限らず鳥はカラフルなのが多いね。
私のようなアオクビガモとか。
それは株やギャンブルで負けすぎて顔が青ざめただけアヒ。
うっ、まぁそうだなんだけどね。
よし、調べてみよう
というわけで、今回はインコがカラフルな理由を調べてみました。
↑カラフルなインコの代表格:ゴシキセイガイインコ(Rainbow lorikeet)
鳥の羽がカラフルな理由
鳥類の羽の色がカラフルな理由は諸説ありますが、大きくは2つの理由のようです。
- 種族を識別するため
- 異性にアピールするため
種族を識別する
鳥類はさまざまに地域に生息していますが、その中でも熱帯の密林に生息する鳥たちにはカラフルな種類が多いです。
これは冬がなく一年中樹木の葉に覆われた薄暗いジャングルの中では、個性的でカラフルな姿である方が同じ種別を識別しやすく仲間を見つけやすいということです。
ジャングルではなくても木々が生い茂る薄暗い森の中で、多数の鳥類の中から仲間を見分けるには、カラフルであるほうが都合がいいのでしょう。
インコ・オウムは夜行性ではなく昼間に行動する鳥ですので、カラフルな姿から自分と同じ種類の仲間をみつけて、群れて行動したり、繁殖相手をみつけているのかもしれません。
異性にアピールする
これは異性に対して派手で美しい姿をアピールして、視覚的に相手を惹きつけるためという理由です。
鳥類以外でもこのような特徴を持つ生物はたくさんいますね。
よくあるのが、オスだけが派手な色・形をしていて、メスから見つかりやすいようアピールしている種類です。
インコ・オウムはオスとメスで色や模様が異なる種類はあまり多くはありませんが、やはり羽色の鮮やかさなどに個体差はありますから、異性に対するアピールポイントなのかもしれません。
↑とてもカラフルなオオハナインコのオス(右側の緑色)とメス(左側の赤色)
インコでオスメスの色がはっきり違う珍しいタイプ。オスはクチバシまで明るい黄色ですね。
インコ・オウムの視覚は紫外線も見える
インコがカラフルなのは前述した理由が一般的な説ですが、カラフルでもそれが見えなければ何の意味もありません。
当然、インコ達を含む鳥類は視覚がとても発達していて、カラフルな色が見分けられます。
鳥類の視覚は人間の7~8倍とも言われています。そしてなんと、鳥類は人間には見えない紫外線までも見ることができるのです。
引用元:マイクラフト
上の図にあるとおり、光は電磁波の一種であり、その波長の長さによって種類が分かれています。
人間の目で見ることが出来る可視光線と、その両隣には紫外線と赤外線があります。鳥類はこの紫外線をみることができるのです。
紫外線を見ることが出来る生物は意外と多く、昆虫類や魚類、爬虫類の一部も紫外線を見ることができるようです。
ちなみに動物の目がどのような波長の光をみることができるのか、簡単にまとめた表が以下です。
種族 | 識別できる種類数 | 識別できる色 |
---|---|---|
人間 | 3種類 | 青、緑、赤 |
犬 | 2種類 | 「赤・オレンジ・黄・緑」と「青・紫」 |
猫 | 2種類 | 青、緑 |
鳥類 爬虫類 魚類 | 4種類 | 紫外線、 青、緑、赤 |
なんと、紫外線はいろんな種類の動物が見ることができるのですね。犬は暖色系と寒色系の区別しかできず、猫は赤色が見えないけど夜行性なので白黒(明暗)の識別能力は人間の数倍上だとか。
ちなみに最近の研究では魚類は最も色覚にすぐれているらしいです。またヘビの中には赤外線を検知できる種類もいるらしいです。
話がそれてしまいましたが、インコやオウムなどを含む鳥類はこのように優れた色覚能力を持っています。
さらに紫外線が見えるということは、人間には見えない色や模様が見えるということです。
どういうことかよく分からないと思いますので、参考に下の引用画像をどうぞ。
紫外線が見えると何が見える?
紫外線だけを通すフィルターを付けてヒマワリを撮影しました。ヒトの目ではわからない花の模様がハッキリと捉えられています。
引用元:sannten
このように、紫外線が見えるということはカラフルな色が人間の見えているよりもさらに幅広く違って見えるということです。
オスとメスの模様と色合いが同じインコやヨウムも、紫外線が見えることによってオスメスを視覚的に識別できているのかもしれません。
インコたちはとてもカラフルですが、インコ達の視覚・色覚がとても優れていることがカラフルな理由だともいえるでしょう。
- 鳥は目がとてもいい!
- 鳥は人間と違って紫外線も見える!
最後に
今回はインコがカラフルな理由を調べてみました。
もともと鳥たちがカラフルなのは、種族の識別と異性へのアピールが主たる理由といえるようです。
そしてそのカラフルさを十分に活かすため、鳥たちは素晴らしい視覚を持っているのです。紫外線がみえるだけでなく、視力・動体視力・ピント調節機能も人間よりはるかに優れているようです。
なお、ここでは取り上げていませんが、ペットであるインコ達がカラフルな大きな要因のひとつには、私たち人間による品種改良によってさらに多彩なカラーのインコ達が生み出されていることもあるでしょう。
ファッガ~、やっぱり鳥類はすごいアヒね!
カラフルなのは素晴らしい視覚の持ち主だからアヒね!
色鮮やかで美しいのは目の保養になるアヒよ。
アッヒーはカラフルとは程遠い薄汚れた黄色で、お目汚しだけどな。
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